富士市の民家の庭にずぶ濡れのまま段ボールに入れられて放置されていたそうです。家の方が、足が動かないので2件の病院を受診しましたが、脊髄損傷、神経断裂、排泄も自力で出来ず垂れ流し状態。排泄物の垂れ流しで不衛生な状態が続き皮膚炎になり、皮膚炎から死に至るので、安楽死を勧められたそうです。保護した方が安楽死をさせることに納得できず、自分で飼うこともできないと判断して、当会に保護依頼をいただきました。保護時、小梅の下半身は便で著しく汚れていて、さわろうとすると怯えてシャーっと怒りました。体をきれいに洗って当会のかかりつけの病院を受診したところ、人間用の赤ちゃんのおむつがよいとのアドバイスをいただき、しばらくはこまめにおむつ交換をしていましたが、小梅が快適に暮らせる方法を模索していく過程で排便の前に摘便するようになり、圧迫排尿排便するようになり、現在朝晩二回、人の手で排泄しています。小梅は高いところから飛び降りようとしたり手の力だけで3段ケージのいちばん上の部屋によじ登ったり、逆立ちしてみたりと、普通に何不自由なく暮らしています。小梅の姿に感動して施設に遊びに来てくださる方もいらっしゃいました。