富士宮市上井出にて若い男性が道端で倒れている猫を見つけ、獣医に連れて行ったが「どうにもならない」と言われた上、食べることも飲むことも全くできないので困り果て当会へ保護依頼をいただきました。 保護後2件の動物病院で診ていただいたところ、右大腿骨骨折、腰椎、脊髄、神経断裂、下半身は完全に麻痺しており、元には戻らない。 左上腕骨骨折手根も傷んでいて右手だけで歩くようになるかもしれない。 内臓にも内出血が認められる。 今は寝返りもうてず、横たわることしかできないので、1時間おきに体を左右反転させること。 自力で体を起こしていることもできないので体を起こしておくならタオルで土手を作って体を支えて体を起こした状態を作ってあげること。 排泄にも人の介助が必要で、最初に診ていただいた病院では膀胱に尿が溜まりパンパンに張っていた。なのでその日から毎日、人の手で朝晩圧迫排尿排便させている。 2件のうち1件の病院では「ここまでの状態になってしまったら普通は安楽死、、」とのことでした。 今は両手だけで階段も登るし、遊んでほしい時は自分から人の手を引っ張ってくる元気な子になりました。